物件のタイプ

不動産の英語:米国の物件タイプ

こんにちは。「米ドル資産運用のコンシェルジュ」米国公認会計士 (CPA) &ファイナンシャルプランナーのトクとく子です。

今日は米国の物件タイプについてお話しします。

アメリカの居住用物件にはいくつかの種類がありますので、それを英語の名称と共にご説明いたします。

居住用物件の種類

1.Single-family homes (Single-family residence)

いわゆる戸建て住宅のことです。土地と、独立した建物がセットとなっています。

2.Multifamily homes (Multiplex homes, multi-unit buildings)

集合住宅のことで、一つの建物に複数の世帯が入居する住宅形式を指します。それぞれ専用の玄関があり壁で隣と接していますが中は独立した住居となっています。以下はMultifamily homesの例です。

3.Townhouses (Townhomes)

専用の玄関、バスルーム、キッチンスペースを持つ多層階の住宅で、建物の端にある場合を除き、両隣と壁で接しています。上階は居住スペース、下階はガレージや物置になっている場合があります。戸建てと比べて屋外スペースは限られており、小さな庭やパティオがあるのが一般的です。

4.Duplexes

二世帯住宅のことです。同じ建物の中に2つの独立した住戸がある複合住宅の一種です。各ユニットには通常、専用の入り口があり、寝室、バスルーム、キッチン、リビングルームなどの居住スペースがあります。(同様に、 3世帯が入るものをTriplex、4世帯が入るものをFourplexと呼びます。 )

5.Apartments

日本と同じいわゆるアパートのことです。通常、複数のユニットを含む大きな建物の中にある個々の居住ユニットで賃貸用です。エレベーター、ランドリー施設、屋外スペースなどの共有設備がある場合が多いです。

6.Condominiums

日本でいう分譲型マンションに該当します。不動産物件の一種で、個々の住戸は居住者が所有し、共用部分は共同で所有します。建物の共用設備には、ジム、プール、駐車場などがあり、日本のマンションの管理組合のようなHome Owners Association(HOA)というものがあり、共用部分を維持するための費用が発生します。(HOAは地域により戸建て住宅にもある場合があります。)

7.Cooperative apartments (Co-op)

建物や敷地を所有する管理組合の株式を住民が所有する形式の住宅です。ニューヨークやハワイの都市部にみられる形態です。各住人は、株式を所有することで特定の集合住宅内のユニットの居住権を得られます。住民は毎月維持管理費料を支払い、そこから建物の費用、固定資産税、およびその他の費用を支払います。居住権の取得にあたり、管理組合により厳正な審査が行われるのが特徴です。物件の所有者は管理組合で、住民は株式の所有者のため、減価償却費の計上はできません。また、賃貸に出すことを禁止されている場合がありますので投資用には向きません。

投資用に適している物件タイプは?

このように、アメリカには日本にはない建物の形態もあります。

投資用としてどのような物件が最適な住宅タイプかは、市場環境、投資目標、個人のリスク許容度によって異なります。戸建てには戸建ての優位性が、集合住宅には集合住宅の優位性がそれぞれあり、どちらを優先するかは投資家の判断にゆだねられるところが大きいと思います。可能であれば専門家に相談した上で事前に十分な調査を行い、投資対象の物件を決定することをお勧めします。

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