ハワイの宿泊税&売上税と申告

こんにちは。「米ドル資産運用のコンシェルジュ」米国公認会計士 (CPA) &ファイナンシャルプランナーのトクとく子です。

今日はハワイ州の税金の宿泊税、売上税についてお話しします。日本人に人気の観光地ハワイ。ハワイに別荘をお持ちの方も多いと思います。また、ハワイに移住して現地でビジネスをされている方にも役立つ情報をご紹介します。

ハワイの宿泊税とは?

ハワイの宿泊税(Transient Accommodations Tax、TA Tax、TAT)とは、1ホテルやバケーションレンタルなどの宿泊施設に180日未満滞在する際に課せられる税金です。税率はハワイ州全体で10.25%。さらに、各郡(オアフ、マウイ、カウアイ、ハワイ島)で追加の3%税率が設定されており、合計で13.25%の税が適用されます。

課税対象: 宿泊料金、清掃費、リゾート料金、駐車場料金を含む総額(食事、電話、ランドリーサービスなど、ゲスト用のアメニティは対象外)

納税義務: 宿泊施設運営者が宿泊客から徴収し、ハワイ州税務当局に納付

ハワイの売上税とは?

ハワイの売上税(General Excise Tax、GE Tax、GET)とは、商品やサービスの売上に対して課せられる税金です。基本的な税率は4%(業種により0.15%または0.5%)ですが、オアフ、ハワイ、カウアイ島では0.5%の追加税が課せられるため、合計で最高4.5%となります。売上税は、事業主が提供する商品やサービスの売上に基づいて計算されます。不動産からの賃貸収入も対象になります。

日本の消費税とハワイの売上税の違い

日本の消費税は消費者・購入者が負担しますが、ハワイの売上税GE Taxは販売者・サービス提供者が負担します。ただし、事業主が消費者・購入者に商品やサービスを販売する際にこのGE Taxを上乗せして請求することも可能で、消費者・購入者がGE Taxを支払っているのが一般的です

申告の時期

TA Tax及びGE Taxは定期と年度の申告の2種類の申告が必要になります。定期申告は年間の納税額により申告頻度が異なります。

TA TaxおよびGE Taxのぞれぞれの税額が、

  1. 年間税額$4,000以上: 毎月申告
  2. 年間税額$2,000$4,000: 四半期申告(年4回)
  3. 年間税額$2,000以下: 半年申告(年2回)

納付期限は、いずれの頻度でも各期間終了後の20日目となります。年度の申告は、期末日から4か月目の20日(例:事業年度が暦年の場合は4月20日)です。

申告および納税は、こちらのHawaii Department of Taxationのサイトから、オンラインですることができます。利用するにはこのサイトに登録が必要になります。

まとめ

ハワイの宿泊税TA Taxと売上税GE Taxは、不動産賃貸やビジネスに従事する方々にとって避けて通れない重要なものです。正しく申告と納税について理解し、期限までに申告および納税をしましょう。

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