こんにちは。「ドル資産運用のコンシェルジュ」米国公認会計士 (CPA) &ファイナンシャルプランナーのトクとく子です。
今日はアメリカの銀行口座の種類についてお話しします。
個人名義でのアメリカの銀行の口座は主に、「Checking Account(チェッキング・アカウント)」と「Savings Account(セービングス・アカウント)」という2種類があります。
二つ目はSaving Accountと言っている方も多いですが、正しくはSaving「s」とSが付きます。
Checking Accountは日本式に言うと「当座預金口座」でSavings Accountは「普通預金口座」に該当します。
Checking Account
Checking Accountは、その名前の通りCheck(小切手)での支払いや、デビットカードで支払った場合の引き落としに使われます。つまり決済に使える日本の感覚の普通口座ですね。それぞれ銀行の条件にもよりますが、Checking Accountでも利息の付くものが多くあります。
Savings Account
一方で、Savings Accountはこれも名前の通り、Savings(貯蓄)用の口座です。日本の定期預金みたいに一定期間引き出せない、ということはなく自由に動かせます。
Certificate of Deposits
では、日本の定期預金に該当するものはというと、「Certificate of Deposits(サーティフィケート・オブ・デポジット)」というものになります。ちなみに定期預金は「Time Deposits(タイム・デポジット)」や「Term Deposits(ターム・デポジット)」といったりもします。
留意点
最近は日本の銀行でもいろいろ手数料が発生するようになりましたが、アメリカの銀行口座で特徴的なのは、最低預金残高を設けているところが多数あり、この残高を下回ると口座維持手数料を取られます。最低預金残高や手数料は銀行によってまちまちです。
最低預金残高以下のまましばらく放置しておくと、毎月手数料が引き落とされ続け、気が付いたら残高ほぼ0になっていた!なんてことにならないように注意しましょう。
さらに、州によって違いはあるものの大体3年間銀行口座からの出入金など動きが全くない場合は、休眠口座扱いにされ、その後口座残高が州政府に移管されてしまいます。
この移管されてしまった口座預金のことを「Unclaimed Property(アンクレイムド・プロパティ)」といいます。
そうなる前に銀行から通知が届きますが、住所変更をしていないなどの理由で通知が届かず、いつの間にか自分の口座のお金が州政府に移管されていた!!ということもありえます。その場合は、州政府の所管部署に返還請求をすると返還してもらえます。
弊社ではこの返還請求サポートを行っていますので、お困りの方はお気軽にお問い合わせください。(弊社サービスメニュー)